ホテル業界の志望動機例文あり｜人事に伝わる書き方のポイント

人事採用の書類選考において、「志望動機」を見て「この人なら、一緒に働きたい」と感じる瞬間があります。

書類選考では、履歴書の中でも志望動機欄にその人の個性が現れやすく、選考のカギとなる項目のひとつとして考えています。

書き手の思いが伝わる志望動機を読むと、「面接で会ってみたい」「ここで働いてもらいたい」と感じます。

例えば

• 就職後の活躍が期待できると感じる
• 「ここで働きたい」という熱意が伝わる

上記のような志望動機は、人事担当の心を動かし、二次選考への判断材料になります。

お客様のおもてなしを第一に考えているホテル業界にとって、人事採用は重要な課題のひとつです。

淡路島でリゾートホテルを経営している『観光ホテル淡州』でも、毎年度多くの応募をいただく中から、一緒に働く人材を真剣に選考しています。

今回は、ホテル人事の本音として「一緒に働きたい」と思える志望動機の書き方についてお話します。

まずは、人事担当が志望動機欄で見ているポイントをお伝えします。

• 就職後の活躍が期待できると感じる
• 「ここで働きたい」という熱意が伝わる

このように人事が感じるために、記載するべき基本的な内容は、下記の4つです。

〈1〉ホテル業界を選んだ理由

人事担当は「どうして応募してきたのか」を見ています。

一文でも、ホテル業界で働きたい理由が簡潔に伝わる内容を記載しましょう。

〈2〉そのホテルで働きたい理由

ホテル業界で働きたいという志望動機だけでは、どのホテルでもいいのではと感じます。

他のホテルではなく、そのホテルでどうしても働きたいという熱意が感じられる内容が望ましいでしょう。

そのためには、応募企業の考え方や状況を、よく調べることが重要です。

〈3〉就職したらどう貢献できるか

希望の職種に応じて、その仕事でできることが伝わると、人事担当が就職後をイメージしやすくなります。

例えば「接客業の経験がある」「外国語が話せる」など、具体的なスキルを記載しましょう。

〈4〉具体的なエピソード

具体的なエピソードが記載された志望動機は、働きたい理由が伝わりやすいうえ、個人の人柄も想像しやすいため「面接で会ってみたい」と感じさせられることが多いと言えるでしょう。

志望動機を考える際は、上記の4つのポイントを意識してみてください。

続いて、例文を用いて、理想的な志望動機の書き方をご紹介します。

今回は人事の心を動かす「具体的なエピソード」の例文を見てみましょう。

【例文】

御社の採用サイトを拝見し、企業の指針である「日進月歩」という言葉に共感しました。

私は、学生時代、飲食店のアルバイトで、新しいメニューの開発に参加したことがあります。

お客様に喜んでもらうために、同僚と試行錯誤し、常に新しいものを開発していく意味について深く考えたことは、貴重な経験となりました。

同時に、将来、お客様のために新しい喜びを提供していく仕事がしたいと考えるきっかけとなりました。

御社の新しい挑戦を続ける社風ならば、自分の理想的な働き方が叶えられると考え、就職を希望します。

上記の志望動機は、具体的なエピソードを通じて、

「お客様に喜んでもらうことが好き」（＝ホテル業界で働きたい理由）

「接客業の経験がある」（＝就職したらどう貢献できるか）

という人物像が伝わり、就職後の活躍を想像させます。

さらに、

「企業の考え方に共感している」（＝そのホテルで働きたい理由〉

も明確で、他ではなく「ここで働きたい」という熱意が、人事担当に伝わる内容になっています。

前章の基本ポイントを伝えることを意識し、独自性のあるエピソードを考えてみてください。

思慕動機でホテルの人事担当の心を動かすには、

1. ホテル業界を選んだ理由
2. そのホテルで働きたい理由
3. 就職したらどう貢献できるか
4. 具体的なエピソード

を明確に記載することが大切です。

• 就職後の活躍が期待できると感じる
• 「ここで働きたい」という熱意が伝わる

そのような志望動機を心がけましょう。

観光ホテル淡州では、本年度も、共に働く人材を募集しています。

先義後利の経営理念を指針に、正しい人生観と正しい道徳観をもって、お客様のおもてなしと自立した社会人への人事育成に努めています。

時代に合わせた取り組みとして、近年では、SNSでの情報発信にも力を入れています。

また、社員のライフワークバランスの充実にも注力し、社員寮として島内のリゾートホテルを完備しています。

「自分で企画・発信していくことが好き」

「新しい場所で独立して働いていきたい」

そんな方がいらしたら、ぜひその思いを聞かせてください。

同社の精神に共感し、共にホテル業界・旅行業界を盛り上げてくれる人材を歓迎します。